看護師だって楽したい! 楽な職場で働く体験談5選

「辛い…。もっと楽な仕事したいな…」

看護師の仕事は大変ですよね…。

夜勤、ハードな業務、終わらない仕事、精神的な負担、プレッシャーなどなど。
もっと余裕のある「ふつうの職場」で働きたくもなります。

「でも看護師に楽な仕事なんてあるの?」
「どうやって見つけるの?」
「実際はどうなの?」

今回はそんな「楽な仕事に就いている看護師」の方に話を聞いてきました。

楽な職場の事例集

夜勤がない職場

G.Tさん(20代前半女性)
現在の勤務先:耳鼻科クリニック

転職のきっかけ

夜勤が体に合わなかったからです。

私は3交代の総合病院に勤めていました。
最初は3交代の方が負担は少ないと思っていました。

ですがどうしても身体が慣れませんでした。

まず日勤から深夜勤が頻繁にありました。
そうしたシフトの時は、帰宅の運転中に意識が飛び、ヒヤッとしたことが何度もあります。


(路上の縁石にぶつけた時の写真)

また毎日不規則に変わる睡眠時間に体調不良が慢性化。
家で仮眠を取ろうにも、どうしても眠れなかったり。
肌も髪もボロボロです。
こうなると外出するのが苦痛になり、休日も引きこもりがちに。

3年目に2交代の病院へ転職。
しかしそこでも体が合わず、4ヵ月という短期退職に…。

夜勤の無い職場へ

2交代でも、3交代でも体調不良。
私は夜勤自体が体質に合わないのかも…・

ということで夜勤のない職場を中心に転職活動をしました。

ハローワークには何度も通いました。
でも夜勤なしだと、なかなか良い求人がありません。

ですが看護学校時代の友人の紹介で、今働いている耳鼻科クリニックに入職できることになりました。

今の職場は夜勤がありません。
看護師になってから慢性的だった体調不良はすっかり良くなり、肌荒れも一部を除きほぼ解消しました(ニキビ跡は残った…最悪)
それでも肌が良くなれば、外出の苦痛はなくなり、休日はよく遊び歩いています。

仕事は楽になった?

夜勤がなくても、看護師の仕事は大変です。

基本的に毎日バタバタと忙しいです。
診療器具の準備、診察の介助、注射、点滴、採血等など、休むヒマはありません。

特に耳鼻科は2月から6月にかけてが繁忙期です。
花粉症の患者さんが押し掛けてくるため、毎日が戦場です。

冬になればインフルエンザでバタバタ。

でも個人的には、忙しい方が時間が経つのがはやくて私は好きです。
夏から秋にかけては比較的ゆったりですが、ボーっとする時間も多くて苦手です。

また耳鼻科は若い患者さんが多いのも気に入っています。
小さな子の診察も多く、今までにない楽しみがあります。
私は子供好きなため、お子さんがぐずったときには先生からも頼ってもらえています。

また例外的ですが「結婚相手を見つけた」という同僚も2人います。
耳鼻科は20代の患者さんも多いため、そういったお誘いも多い職場です。
合コンが趣味な同僚もいます^^;

何はともあれ今の職場は年中色んな刺激があり、飽きない職場です。

「私の天職なのかも」

そんな風に思っています。

問題点

夜勤がなくなった分、給料が減りました。

今は24万円ほどです。
以前は手取りで30万~34万円頂いていました。

繁忙期は残業も多いため、30万円を超えることもありますが、給料ダウンは痛いですね。

ただし今のクリニックはまだ貰えているほうです。
クリニックによっては10万円台も多いですからね。
手取りで17万や18万だと、看護師になった意味がないのかなと思います。
看護助手の方とそう変わらないですし。

学んだこと

夜勤の向き不向きは、個人差があります。
夜が得意な方もいれば、私のように全くダメな人もいる。

もちろん夜勤無では給料が減ります。
ですがそれと引き換えに、人間らしい生活を手に入れられました。

自分の体に合わせた職場で働くのが理想なんだなと思いました。
多少無理をするのも必要ですが、体の体質的なものはどうしようもありませんから。

今の職場には大変満足しています。
欲を言えば「もっと早く転職しておけばニキビ跡が残らなかったかも」と後悔しております。

とは言え、夜勤が辛い人にはクリニックがおすすめです。
ただし給料はクリニックよってかなり差があるため、しっかり選んでください。

一人で気軽に働ける職場

G.Sさん(30代女性)
現在の勤務先:訪問看護ステーション

転職のきっかけ

人に合わせて働くのがどうにも苦手だったからです。

私は地方の総合病院で2年間働きました。
どこにでもある混合病棟です。

職員同士の仲は良かったと思います。
先輩は下のスタッフを助けて、後輩はその教えをしっかり守る。
看護の世界ではよくある光景だと思います。

でも私にはどうにも合わないのでした。

私は人と関わるが得意ではありません。
どちらかといえば、一人で過ごすのが好きなタイプです。

人から指示されたり、人に指示したりが苦手でした。
でも病棟では何をやっていても周りの先輩が口を出してきますし、後輩の面倒を見なくてはいけません。

いつも誰かに見られている感覚がありました。

もちろんそういったチームプレーは大切だと思います。
病棟の雰囲気が良かったのは、皆にそうした意識があったからだと思います。

でも実際に働いてみて、私にはそれが苦痛だと分かったのです…。
(小学校の頃から団体行動が苦手だったため、何となくわかってはいましたが…)

一人で働ける職場へ

「看護師が一人で働ける職場はないかな…」

そうなると真っ先に思いつくのが訪問看護でした。

でもネックになるのは経験不足です。
1人で働くためにはそれ相応の知識とスキルが必要なのでは躊躇していました。

それでも転職活動を始めてみると就職先はすぐに見つかりました。
訪問看護も人手不足だったため、面接はすんなり通るようです。

一人で働いてみて

訪問看護は患者さんと一対一です。

邪魔する人はいません。
もちろん経営者からは「こうしろ、ああしろ」という指示はあります。
でも現場では一人なのです。


(私が働いている訪問看護ステーションの写真)

指示さえ守れば、あとは患者さんとの時間です。
患者さんの悩みを聞くもよし、他に異常がないかチェックするもよし、世間話をするもよし。
自分の考えで行動できます。

様々な症状の方がいらっしゃるため、ご本人とご家族を交え、相談しながら対応を考えています。
「あなたが来るのを楽しみにしている」と話してくれた患者さんもおり、それは素直にとてもうれしかったです。

また移動中は、まさに一人の時間のため息抜きとしてはサイコーです。
車の中で聞く音楽を集めるのもチョットした楽しみになっています。

もちろん一人看護の責任の重さは痛感しています。
でもそれ以上に気楽さが性に合っていると思いました。

気持ちに余裕ができると看護が段々と面白くなってきて、仕事にやり甲斐を感じられるようになったのも嬉しい誤算です。

問題点

訪問看護の良い点は多くありますが、悪い点もかなり多いです。

まず他の方も言及されていますが、給料は低いです。
手取りで20万円を超えるステーションは少ないです。

もちろん給料が良いステーションもあります。
例えば大手のセコムさんは、5年も働けば年収が500万円を超えるそうです。
他にもセントケアさんや徳洲会グループ系列などの大手は、訪問看護でも高いお給料がもえらます。

ただし訪問看護の多くは個人経営です。
個人経営では、病院のコネで患者さんを紹介してもらうのですが、患者さんの確保はやはり大変なようです。
病院側は自分の所のステーションを優先しますので。
それに個人経営のステーションに紹介される患者さんは手間のわりには点数が少ない患者さんです。つまり収益性の悪い方であり、病院側としては厄介払いしたい方(嫌な言い方をして申し訳ありません)が大半です。
こういった事情もあり、訪問看護の給料は低めなステーションが多いです。


(以前勤めていた訪問看護ステーションは手取り15万円ほど。オンコール当番をしても手当が無かった…)

もちろん個人経営でもそれなりに給料をもらえるステーションもあります。
ただしそれは少人数で無理をしてコストを削減しているステーションでもあるため、入ってみたら激務だったというのはこの業界のあるあるなので要注意です。

また訪問看護ステーションには「リストラ確率が高い」というデメリットもあります。
個人経営は運転資金が少ないため、患者さんがお亡くなりになったタイミングで病院からの紹介が途切れると、あっけなく廃業します。
訪問看護ステーションは毎年沢山開業しますが、それでも不足しているのはそれだけ潰れるステーションが多いからです。
実際私は2度の倒産リストラを経験してます。

ただし病院系列や病院とのパイプが強いステーションであれば、よっぽど潰れることはありません。

まあ仮に倒産しても、求人は多いため次の職場はすぐに見つかります。
とはいえ履歴書が汚れますし、新しい職場になじむのは大変なため、できれば避けたいと個人的には思っています。

また訪問看護の悪い点として、オンコール当番が回ってきます。
患者さんは何かあれば真っ先に電話をかけてきますので気が抜けません。
当番中は外出が制限され、お酒はもちろんNG、お風呂に入る時間も気を使います。
人数が少ないステーションは月に15日間も当番があったりと、病棟の夜勤以上に過酷です。

また一人で看護する不安はやはりあります。
1人の気楽さに比例して、責任のプレッシャーは感じます。

ただ不安を感じる度合いは、は経営者の資質によって違ってきます。
「何かあっても守ってやる」というリーダー気質の方が経営者なら安心して看護できますし、逆に「何かあったらどうするの!?」という経営者なら精神的なストレスとして大きく圧しかかります。
ステーションによっては、そういった一人看護の不安を減らすためLINEのテレビ電話で指示をしてくれたりもします。
まあ経営者次第な感じでしょうか。

一人看護が不安な人は面倒見の良い経営者が運営しているステーションをお勧めします。

学んだこと

看護師は病棟やクリニックで働くのが一般的です。
でもレールから外れた道もありだなと思いました。

自分は自分。他人は他人です。
他の方が良くても、それが自分に合っているとは限りません。

私には病棟よりも、訪問看護が合っていただけの話です。
難しく考えずに、自分の性格に合わせた職場を選べばいいのだと学びました。

もちろん訪問看護は大変な仕事です。

でも私にはそれが楽なのです。
できうる限り長く働きたいと思っています。

訪問看護は、私のように「人付き合いがちょっと面倒」という方向けの職場だと思います。

ただし訪問看護は、その気楽さの反面、給料が低かったり、潰れやすかったり、スタッフが少なく激務だったり大変な面もあります。
経営の苦しいからなのか、コストにうるさくいつもイライラしている経営者もいます。

訪問看護は「働きやすさ=経営者次第」でもあるため、経営者を見極めるのが重要ですよ。

定時で帰れる職場

G.Oさん(20代後半女性)
現在の勤務先:皮膚科クリニック

転職のきっかけ

趣味の登山を優先したかったからです。

私は岩場をクライミングする登山をしています。
そのため体力を保つためのジム通いは欠かせません。


(握力が60kgほどあった全盛期の頃の写真。ゴリラです汗)

ですが以前働いていた病院は、毎日最低でも2時間は残業をしていました。
急性期の病棟勤務で業務量が非常に多く、さらには先輩達も帰らないため、帰りたいけど帰れない状態でした。

という事情もあり、ジム通いする時間もない毎日です。
筋力は使わなければ急速に衰えていきます。

仕事を取るか?
山を取るか?

そうした選択を迫られるようになり、転職を考えるようになりました。

趣味を優先できる職場へ

私が就職先に求めるのは3つです。

1.残業がない(トレーニング時間を確保)
2.連休が取りやすい(遠征のため)
3.そこそこのお給料(軍資金)

この3つを満たす仕事を探すのは大変でした。

というのも、給料に関しては求人票を見れば何となくわかります。

ですが残業や連休に関しては、求人票からは分かりません。
もちろん面接で話を聞けばよいのですが、以前の病院は「残業もなく、連休も取れる」と聞いていたのに全くの嘘だったのです。
それなのに入職してみると全然違ったという…。
そういった内情は入職してみないと分からないものです。

そこで転職エージェントを利用してみました。
噂によると転職エージェントは、働いている看護師の方から内情を聞き出してくれるらしいのです。

半信半疑でしたが登録してみると「あのクリニックは基本的に残業はないようですが、インフルの季節は休みもないそうです」「この医院は求人に残業なしと書かれていますが、結構な頻度で残業しているそうです」「ここのクリニックはほぼ定時上がりできるようです」と確かに教えてもらえました。
それらの内情は、過去に転職エージェントを利用した方からヒアリングしてくれるようです。

そうした経緯もあり「定時上がりでき、連休が取りやすく(有休がしっかり使える)、月収が23万円ほど」という皮膚科クリニックに転職することになったのです。

皮膚科クリニックで働いてみて

理想の生活ができており満足しています。

週5回のジム通いがまた出来るようになりました。

話通り17:50の定時に仕事が終わっています。
皮膚科は乾燥する冬場が忙しいと言われていますが、それでも定時上がりできています。
このクリニックは水虫・イボ・蕁麻疹・帯状疱疹・火傷等の患者さんが中心のため、来院数が1年を通して安定しているからです。

以前のジム通いは、無理やり定時上がりして先輩から白い目で見られ、かなり肩身の狭い思いをしていました。
でも今はそういった気苦労もなくなりました。

また登山遠征が大変しやすくなりました。
土日休みにプラスして有休を付けて3連休にして全国を飛び回っています。
去年はお盆休みと有休を利用して、夢だった北海道の縦走(山を渡り歩く)を経験できました。

以前の遠征は、何ヵ月も前から連休を願い出ても、土壇場で「人がいないから」という理由で出勤させられたりもしました。
山は仲間と一緒に登るので、ドタキャンはとても迷惑がかかるのです…。
それが安定して休めるようになり、以前のようなフラストレーションも無くなりました。

給料は23万円と以前より下がりました。

でも登山の軍資金としては十分です。
不満は全くありません。
定時上がりできて、休みもしっかり頂けるのに20万円を超える給料をもらえる仕事はそうそうないかと思います。

一般職の同級生よりも多く貰っているくらいです。
看護師で良かったなと思います。

問題点

特にありません。

しいていえば刺激が少ない点でしょうか。

クリニックは病棟に比べて仕事が楽です。
とくに皮膚科は、アレルギー素因チェックのための採血業務ばかりです。
それも1日に4-5人くらいのため負担がほとんどありません。
イボの液体窒素処置は、最初苦労しましたが慣れると簡単です。

緊急対応と言えば火傷・アナフィラキシー程度です。
もちろん重症ではなく、軽い患者さんばかりのため気持ち的にもプレッシャーは少ないです。

病棟勤務の頃と比べると全然楽になりました。
正直ヒマだと感じるくらいです。
そこがちょっと不満です。

忙しい時代が懐かしくもあり、いつかはまたあの戦場みたいな病棟に戻りたいなとも思っています。

学んだこと

使えるものは使うべきだと感じました。
世の中には、まだまだ自分の知らない便利なサービスがあるのですね。

医療行為の少ない職場

U.Oさん(20代後半女性)
現在の勤務先:検診センター

転職のきっかけ

責任の重さに疲れたからです。

私は4年間総合病院に勤務していました。
看護師の仕事にやり甲斐を持っていますし、仕事も好きです。

でも患者さんの命を預かっているというプレッシャーが負担にもなっていました。

精神的な負担が少ない職場を探して

医療から少し距離をおきたいと考えて、退職を決意。
ただし看護師以外の仕事が見つかるとも思えず、資格を活かして働ける場所があればと思っていました。

転職サイトの方に相談すると介護施設と検診センターを勧められました。

介護施設は求人も多く給料も良さげでした。
でも人の死と向き合わなければいけません。

検診センターであれば、そういった負担もありません。
という経緯もあり、転職サイトの方から紹介された検診センターへの就職を決めました。

検診センターで働いてみて

心の負担はかなり減りました。

基本的に健康な人がいらっしゃるので、責任という点から見れば、精神的にとても楽です。
身体計測、採血、視聴力等の測定、各種がん検診の介助等をローテーションで行っています。
健診票のチェックや精密検査の予約を受けたりといった事務職もこなします。

これが「普通の仕事」なのかなと思いました。
人の生死に関わる仕事は、世間から見るとやはり特殊であり、心の負担も計り知れないのだと感じております。

問題点

検診センターは給料があまりよくありません。

私の場合は手取り18万円ほどです。
負担の少ない仕事であるため、これはしょうがないと思っています。

また毎日スタッフが違うため(単発や派遣さんが多い)、そういった気疲れはあります。
でも人間関係が固定化しづらく、こういった薄い関係の方が楽だったりもします。

あとは毎日100人以上の方が検査を受けるため、クレームもそれなりにあります。
また容姿が良い看護師の方は、男性からのお誘いを断るのも大変だそうです。
(ちなみに私は一度もお声かけを頂いておりません…)

あとは現場から離れたため、医療技術に関する知識が更新されません。
採血だけは上手くなりますが。

仕事は流れ作業です。
それが苦痛な人は多いようです。
向き不向きがハッキリする仕事だと思います。

あと検診センターは単発バイトの求人は多いですが、正社員の仕事はかなり少ないです。

学んだこと

最初は病棟以外で働くのに不安がありました。
看護師としてのキャリアが終わると思っていたからです。

でも実際に働いてみるとキャリアには色んな道があるのだと知りました。
資格を活かせる職場は、病院以外にも沢山ありました。

今まで歩んできた道を外れるのは不安がつきものです。
でもいざ離れてみたら「こんなものか」と思う程度だったりします。

結局は自分の勇気次第。
新しいことに挑戦するチャレンジ精神が大切なのだと思います。

そうして自分の道を広げていけば良いのだと思います。
病棟に戻りたいと思えばいつでも戻れるのですから。

私のように医療のプレッシャーを負担に感じるなら、医療行為が少ない道を探してみればいいと思います。
看護師の資格があれば、そうした道も沢山ありますから。

もちろんそうした仕事は人気があり、求人を探すのは大変です。
ハローワークなり、看護協会なり、転職サイトなりを上手に活用してみてください。

失敗したくない方には、色々と親切にサポートしてくれる転職サイトがおすすめです。
他にも医療行為が少ない求人が結構ありましたので。

※追記
私は看護roo!という転職サイトに登録して転職しました。
個人的には転職するなら絶対に利用べきだと思っています。無料でしたし。
興味ある方はサービス内容を一度見てみてください。

私の性格に合っている職場

A.Mさん(20代前半女性)
現在の勤務先:介護老人保健施設

転職のきっかけ

仕事についていけなかったからです。

私は新卒採用されて地方の病院に勤務していました。
でもマイペースな性格で、周りのスピードに全然ついていけませんでした。
手際よく出来ないことをプリセプターから毎日のように注意され、「もっと早く」と言われるたびに萎縮してしまっていました。

自分のペースで働ける職場を探して

「私は普通の病院でやっていけないだろうな」
そう考えるようになり、自分のペースで患者さんと向き合えそうな、介護施設に転職しました。

しかし実情は違いました。
何度も失敗し、今までに4回転職しています。


(介護施設といってもその中身はバラバラです)

就職するときはしっかりと情報を集めるべきでした。

介護施設で働いてみて

大変ではありますが、何とか働けています。

介護施設は、治療の場ではなく、利用者さんの日常生活を安定させることが目的です。
バイタルやインシュリン注射や服薬などの簡単な看護以外にも、介護士の方たちと協力して、排せつや食事、入浴などの介助も行ったりしています。
介護仕事の方が多いくらいです。

でも時間的な余裕はあり、私でもやっていける職場です。
急変も少なく、レクリエーションや行事を大切にする施設なので、雰囲気も良いです。

問題点

介護施設は、病院以上に格差があると思います。
良い施設は本当に働きやすいですが、その一方でとても辛い職場もありました。

介護施設は、介護スタッフの方が主役の場です。
看護師はあくまでもサブ的なポジションです。

施設ごとに看護師の役割や扱いが全然違います。
施設によっては、看護師の立場が本当に弱く、徹底的に冷遇されます。
看護学校の実習を思い出すくらい、人間扱いされませんでした。

基本的に看護師は、介護スタッフの方から目の敵にされると思っておいた方がいいです。

もちろんそうじゃない職場もありますが。
今の私の職場は、看護師と介護スタッフが仲良くやれている数少ない施設だと思います。
看護師の方はこういった施設を探すと楽に働けるかと思います。

学んだこと

人は環境で変われると学びました。
もちろん良い方にも、悪い方にも。

以前の職場では役立たずな私でしたが、今の職場では評価して頂けています。
もちろん私ごときが優秀な訳ではなく、運よく評価してくれる職場に巡り合えたのだと思っています。

転職は運だと言われています。
確かに入ってみなければ、その実情は分かりません。
自分に合うかどうかも分かりません。

もし運悪く間違ってしまったなら、早めに切り上げるのが合理的だと学びました。
今は誰でも転職する時代ですから、職場を変える負担も少なくなっています。

ただしそうした失敗を少しでも防ぐために、ハローワークや看護協会などの転職支援サービスを受けることをオススメします。

初めて転職する方には、カウンセリングやアドバイスをしてくれたり、職場の事情を事細かに教えてくれる転職エージェントさんがオススメです。
私は転職エージェントさんのおかげで今の職場を見つけられました。

ちなみに転職エージェントは、「レバウェル看護」や「看護roo!」などの転職サイトに登録するとサポートしてもらえるようになります。

まとめ

世の中には、探せば楽な仕事もあるようです。
そうした仕事を見つけられた方々は、人生も良い方向に流れているようです。

ただし楽な仕事はなかなか見つかりません。
環境が良い職場ほど、スタッフが辞めないですし、求人が出てもすぐに埋まってしまうからです。

楽な仕事を探している方は、転職支援サービスを利用してみてください。
評判を調査してくれたり、仕事内容を聞き出してくれたり、事前に楽な仕事かどうかを見極めることができます。

また公開前の求人を紹介してくれるため、人気の職場でもいち早く応募できるメリットもあります。
公開前の求人は「非公開求人」と呼ばれています。

非公開求人は、転職サイトで見ることができます。
興味がある方は一度登録してみてはどうでしょうか。

参考:転職サイトの正しい選び方