「給料が高い診療科はどこ?」
これは看護師なら気になる話題ですよね。
けど結論から言ってしまえば「診療科による違いはない」です。
というのも基本給は、病院単位で決まっているため、診療科が違っても差が出ないからです。
じゃあここで話が終わっちゃう!
いえいえ。たしかに基本給は診療科によって違いがありません。
そうです。診療科によっては「手当」が違ってきます。
例えば、手術や救急などの仕事が多い診療科であれば、その分の手当が付き収入アップとなるでしょう。
今回は、そんな診療科の手当をテーマに記事を書いてみました。
外科
外科は手術に関わることの多い科です。
ただし、手術の直接の介助は手術室の看護師が行うため、外科の看護師は術前術後のケアを行います。
手術が多い大きな病院では給与も高いところが多いようです。
また、大きな病院は救急が多く忙しくなります。
病棟勤務であれば夜勤もあり、夜勤手当もつきます。
外科での経験は看護師としてつぶしが利くので、転職の際にも重宝することでしょう。
脳神経外科
脳疾患は患者さんの生命の危険につながることが多く、緊急性が高く忙しい科です。
そのために残業手当などもつき、年収が高い傾向にあるようです。
大きな手術が多いことも高収入の理由となっています。
循環器科
循環器科も患者さんの生命に関わる緊急の事態が多いため忙しく、また専門知識が必要となります。
専門知識・スキルを身につけキャリアアップしていけば収入アップにつながります。
またCCU勤務だと夜勤が増え、特別手当がつく病院もあり収入が高くなります。
手術室
手術室手当がある病院が多く、収入が高くなります。
手術の内容や看護師のスキルにより異なるものの、大きな手術が多い病院の手術室勤務では給与が高くなることが多いです。
たとえば循環器科や脳神経外科などがある病院では緊急性の高い手術が多く、看護師の収入も高い傾向にあります。
人工透析科(腎臓内科)
人工透析科の中でも特に透析専門センターがある病院や、透析専門クリニックでは給与条件の良いところが多いようです。
透析患者さんのケアはそれなりに大変ですが、仕事内容がほぼ一定で緊急事態も少なく夜勤も無いため、働きやすいとも言えます。
精神科
精神科の看護師の給与は、他の科と変わらない病院もありますが、危険手当などの特別手当が付く病院もあります。
病棟の無いクリニックなどでは給与の低いところもあります。
専門知識・スキルが必要となるので、ニーズは高いです。
美容外科・美容皮膚科
健康保険の適用外の自由診療を行っている美容外科や美容皮膚科は収益の高いところが多く、その分看護師の給与も良いところが多いようです。
日勤のみで高収入を得られるというのもメリットです。
ただし業績により給与の変動が大きい傾向にあるようです。
疾患の治療では無く美容が目的のクリニックとして独自のスキルが求められますし接客技術も必要となります。
まとめ
いかがでしょうか。
給料は、診療科ごとに貰える「手当」が異なります。
看護師の給与は、大規模な病院ほど高い傾向があり、逆に小さなクリニックだと低めになるのが一般的です。
ただし診療科ごとの手当によっては、それが逆転することもあるでしょう。
まあ何にせよ、看護師なら最低でも手取りで月収35万は欲しいですよね。
給料を上げたいのであれば、手っ取り早いのは転職です。
高給の求人は、探せば結構見つかったりします。