転職回数が多くても転職出来る! 5人の体験談に見る成功例と失敗例

転職が多い看護師はダメ看護師なの?
いいえ、そんなことはありません。
一般職と比べると、看護師は転職回数が平均的に多い職業です。

こんにちは。
私は看護師10年目にして6回転職経験がありますが、今は病棟に落ち着いています。

実際に、転職経験がある看護師は多いです。
ただ、転職回数が多いとダメなケースがあります。
では、どんな転職理由が歓迎され、嫌がられてしまうのでしょうか。

ここでは、実際に転職回数が多くても転職が成功した看護師と、転職回数が多いために失敗した看護師の体験談を5つピックアップしています。
一体何が違ったのか、成功と失敗の分かれ目を見ていきましょう。

転職回数が多くても転職が成功した看護師

転職回数より理由が大事

Y.Oさん(25女性)
勤務先:派遣バイト

私は看護師5年目です。
転職回数が4回以上もあるため、自信をなくしていました。
転職活動中ですが、私の経歴で今後働けるところがあるのか心配でした。
私は、新卒で総合病院の救急外来で1年、オペ室で半年、外科クリニックで1年半、眼科クリニックで半年と転職を繰り返し、今は派遣のバイトで食いつないでいます。
派遣バイトは人間関係があっさりしていて勤めやすいですがそろそろ定職に就きたくて、正社員で転職先を探しています。

救急外来でアセスメントができずに自信を無くし、個人病院のオペ室でも怒鳴られてばっかりで、イジメに耐えながらも1年以上働けたのが外科クリニックのみ。
今の健診バイトは、スキルが伸びなくて限界を感じています。

看護学校の同期は、4年、5年と同じ職場で長く働いている人ばかりなんですよね…。
転職回数が多いのは自分だけなので、転職できるのか不安です

救外時代に病棟へ転職した先輩に今後働けるか心配だと相談してみたところ、転職回数より自分がなぜ転職してきたかと、これからどうなりたくて転職したいのかを面接時にアピールすることが大事だといわました。

経歴自体は悪くないし、スキル面でも人間関係でも大変そうな職場に勤めてきてるから、転職歴が増えそうな経歴だとは思う。
そして、辞めた理由は正直に言わなくてもいい。
まずは将来どんな看護師になりたいかを決めて、今までの経歴をそれに合わせてつなぎ合わせればいい。
それを面接でアピールしたら問題無いんじゃないかと言われました。

短期で転職したところの理由は聞かれるだろうけど、何がしたくて転職したいのかを自己アピールすれば印象変わるんじゃないかな。
スキルアップしたいなら好印象だし、同僚とか待遇が悪いっていうと悪印象になる。
採用側はやっぱり長く勤めてもらいたいと思うのが当然なので、転職回数だけで判断すれば少ない方がいい。
でも看護師は専門職だから、スキルアップのために転職する人は大勢いる。
先輩の同期も、スキルアップで転職した人は何人かいる。

転職は回数よりも理由が重要になるから、何か目的があって転職回数が多いなら、むしろ経験豊富だと捉えてもらえるとおもう。
そんな風にいわれ、私でも転職できるかもしれないと希望が湧いてきました。
目的をはっきりさせて、転職活動を頑張れました。

見事、転職を成功させることができましたよ。

転職6回でやっと落ち着けた

U.Mさん(30女性)
勤務先:療養病棟

こんにちは。
私は、看護師10年目30歳の看護師です。
10年で7つの職場を経験しました。

職歴
急性期病棟3年
心療内科クリニック半年
療養型施設半年
急性期病棟2年半
内科病棟一年
療養施設半年
今は療養病棟2年目です。

もともと、目指していたのは療養でしたが、療養はいろんな疾患をもった患者さんのアセスメントが必須です。
新卒から療養に行けるようなスキルを付ける自信がなかったので、まずは急性期に入職しました。
急性期では3年働きましたが、人間関係で疲れて一度退職しました。
一時期、心療内科に通っていたのですが、そのクリニックの看護師さんが尊敬できる人だったのでそこへ転職。

でも、手技がなくて物足りなくなり、3年経験を積んだ今ならと思い、療養施設に転職しました。
疾患が色々学べましたが、アセスメント能力の不足が原因で、イジメにあいました。
「看護ができないなら介護の仕事を手伝って」と介護士さんの仕事まで押し付けられたので、半年で転職しました。
そして、急性期で疾患を学びなおしました。
その後、内科の疾患を深く学びたかったので内科で学んでから療養施設へ転職したのですが、胃ろうや褥瘡処置が中心でアセスメントが少ない職場だったので、療養病棟へ転職して落ち着きました。

いろいろ経験してきたからか、今はアセスメントも的確にできています。
今は介護士も看護師も少ない病棟にいるため、介護士の仕事もしています。
介護士の苦労もわかるし、患者さんとのコミュニケーションも取れるので、これまでで一番仕事がしやすいです。
そして、最初に療養型の施設にいた時にイジメだと思っていた介護士さんの行動や言動が、むしろ私のためを思ってしていてくれたことなんだとこの頃気づきました。

療養病棟で頑張れているので、転職の予定はないです。
自分に合うのは療養だとも再認識をしました。

私は転職回数多いと思いますが、そこを気にしたことはありません。
面接のときは、それぞれ自分のやりたいことや目標を話しています。
この病院はラダーがあるところはいつまでにこうなるという目標が立てやすいし、勉強もしやすいと思って志望したとか、かねてから興味のある科だとか。
目的をもってステップアップしていれば、転職回数は気にしなくていいと思います。

2年は転職しない方が良い

H.Sさん(30女性)
勤務先:病棟

私は30代の看護師です。
今の職場は4つ目ですが、そろそろ辞て転職します。
転職のたびに、定年まで働きたい病院を選んでいるつもりですが、なかなか難しくて。
いつも2年くらいで転職しちゃいます。
20代の頃は、今より一つの病院で働きたい気持ちが強かったので、一つの職場に定着できないことを悩んだものですが、もう気にしていないです。

それは、一つの職場に留まることが良いこととは限らないからです。
色々な職場を見てきて思ったことですが、一つの職場に留まっていても知識や手技を全然覚えられない人もいれば、短期間でも吸収が早く、転職を繰り返すことでステップアップしていく人もいます。
それを見て、自分が嫌な思いをして我慢までして一つの職場に留まる意味はないんじゃないかと思い始めたからです。
そこまでして何か自分のプラスになるどころか、時間の無駄だと思うことの方が多かったのもあります。

転職するのは、大変だし、面倒です。
自分に合いそうな病院を病院のHPや駅に置いてある雑誌やハロワへ行って調べて、実際に病院に足を運んで雰囲気を見て、場合によってはこっそり患者として診察を受けることもあります。
そこまでしても、内情がわからずにいざ入ってみてから「しまった」と思うこともイロイロありますよ。
でも、転職回数が多いことに対して不当な扱いを受けたことは一度もありません。

最長でも勤められたのは3年です。
私は、転職したら嫌でも最低2年は頑張ります。
さすがに、半年や一年未満で理由もなく転職を繰り返すことはしません。
そんなことをしたら、人事や師長に何か問題がある人だと勘ぐられるのがオチで、良いイメージを持たれない確率が高いからです。
それに、どこでも入職から2年くらいは自分の居場所を作るために多少嫌なことがあっても目をつぶらないとやっていけません。

ただ、自分が努力してもどうにもならないことに対して「ここで働き続けたくない」と思ったら話は別で、転職を考えています。
たとえば、日勤+夜勤常勤の条件で入職したのに夜勤専従やってくださいといわれる、とか条件が全く違っても困りますし。
私はこれまでの経験から、まず一定期間は腰を据えて働きます。
そして、違うことが学びたくなったら転職するというやり方でいいと思ってここまできています。
次の職場も、新しく疾患が学べそうな職場なので、今度こそは定年まで頑張れるところだと良いと思います。

転職回数が多いために転職が失敗した看護師

いじめがあることや忙しくて疲れるのはどの職場でも同じ?

Y.Gさん(23女性)
勤務先:訪問看護ステーション

私は病棟に勤務して3年目の看護師です。
今の職場をもうすぐ退職する予定なので、転職先を探しています。

経験
内科病棟半年
療養病棟1年
総合病院1年
民間病院の訪問看護ステーション半年

今の職場をもう辞める予定なので、3年目で4回目の転職になってしまいます。

内科病棟と療養と総合病院でずっといじめにあってきました。
内科病棟は半年でギブアップしましたが、療養と総合病院では、何とか頑張って1年が限界でした。

今の職場になってからは、オンコールの回ってくる順番が早くて、週2回は緊急携帯をもたされています。
自分の勤務が休みの日にオンコールを持たされているので、24時間休みのはずの時間を仕事のために使い果たし、体力的にも精神的にも限界が来ています。
私は患者さんのアセスメントが苦手なので、患者さんの急変の時に、誰にも相談できないのが怖いです。
幸い、私が担当している患者さんが急変したことはありませんが、いつ急変が起こるとも限りません。
インシデントを起こす前に、退職しようと思いました。
そして、病棟に戻ってイチから勉強し直したいと思っています。

何件か病院に応募しましたが、転職回数が多いため、雇ってくださる病院がありません。
3年目で4回目の転職になるので、なぜ転職を繰り返すかをどこでも聞かれます。
私は正直に、これまでの病院は人間関係をうまく作れずにいじめられることが多かったから辛くてやめたし、今の職場は休日に緊急携帯を持たされて実質の休みが無く、体力的にも精神的にも疲れ果てているので、自分の好きな病棟でイチから頑張りたい、といいましたが不採用でした。
体力的にも精神的にも疲れるのはどこでも同じだけど差し支えないかと聞かれた際、一瞬考え込んで黙ってしまいました。
今考えれば、それが原因かもしれません。

病院側は、採用するからには長く勤めてもらいたいですよね。
そうすると、私のみたいにあまりにも転職回数が多すぎるとやっぱり不利なのでしょうか。
もう、どうしたらいいのかわかりません。

ルート確保がない職場へ転職したい

H.Oさん(25女性)
勤務先:なし

転職をしたい看護師です。
これまでの転職回数が多すぎて、履歴書に書ききれません。

もう最後にしたくて転職したのですが、ルート確保が苦手になりました。
以前はむしろ得意だったのですが、近頃苦手になり、針を刺すときに呼吸が苦しくなります。
せっかく念願の内科病棟に転職できましたが、1年経たずに辞めました。

ルート確保が怖くなっての退職だったので、転職先はこれから探します。
何とかして、ルート確保の少ない科への転職を考えています。
新しく仕事を覚えなければならないし、人間関係もまたイチから作り直さなければありませんが、仕方ありません。
転職って、回数を重ねるたびに不安が多くなるし、新しく仕事を覚えるのも辛くなってきますね。

私は、ルート確保がなさそうな職場を探して何件か面接を受けてみたのですが、どこもルート確保くらいは最低限必須だといわれました。
そして、病院や施設の雰囲気が馴染めないところだったり、人間関係でも師長や事務が冷たかったりと、私が勤務するのは無理なところばかりでした。
それでもがんばって転職活動を繰り返し、10件目に面接を受けたところで、ショッキングなアドバイスを受けました。

ルート確保は看護師として基本の手技なので、それもできない看護師が転職できるところはないと思う。
採用側としては、長く勤めてもらいたいので、手技が少しできないくらいでギブアップする看護師は困る。
そういう看護師は、おそらく人間関係においても他のスタッフと良好な人間関係を作っていくのは難しいのではないかと判断する。

プロとして業務をこなすには困難なことが沢山あるが、みんなそれを乗り越えて仕事をしている。
責任を持って仕事をする覚悟がない看護師を採用する職場はないのではないかと。

病院の雰囲気はよく、師長も物腰の柔らかそうな人だったので、ここに決まればいいな、と思って面接に臨んでいたので、頭の中が真っ白になりました。
私は、師長の言葉に対して何も反論することができませんでした。

ルート確保もできない看護師はどこへ行っても使い物にならないというのは、反論のしようがない正論です。
今後、どうやって転職先を探したら良いのでしょうか。

まとめ

転職するときは、目的を持ち、スキルを身に着ける覚悟で行きましょう。
目的のない転職を繰り返していると、ダメ看護師になってしまいます。
目的があって、スキルアップのために転職するなら誰もが認めてくれるはずです。
あなたの転職回数を武器にしていきましょう。

目的を見失い、どうすればいいかわからない!という方は、転職サイトへの登録もおすすめします。
転職サイトでは、ご自分の市場価値を客観的に分析してもらえますし、どういうところなら転職がしやすいかを教えてもらうえます。
是非、転職を成功させてくださいね。