シングルマザー看護師必見! 子どもとの時間の作り方教えます!

どうも。シングルマザー看護師のN子です。

私は、子どもが7か月のころから総合病院で常勤をしています。
24時間託児所を完備している職場なので、夜勤もバリバリやっています。

まあ、子どもには少し寂しい思いをさせているかもしれません。
でも、子どもが大きくなったら学費や食費を含め、生活費がバカにならないと思うんです。

たくましく生きていかないと子どもを守れません。
ここでは、私と同じシングルマザーの看護師がどんな働き方をしているか、どのように子どもとの時間をつくっているかを紹介します。

シングルマザー看護師の働き方

子どもとの時間は削られるけど。

G.Nさん(35女性)
当時の勤務先:救急外来

私は、4歳の子を持っています。
出産までは急性期で5年、救急外来で5年勤務してました。
現在働いている職場は給料も年間休日も少ないけれど、日曜日は休みをもらえます。

祝日は病院の託児所に預けるし、家から近くて残業もないです。
どうしてもどこにも預かってもらえないときは、年金暮らしの母親に預けています。

唯一困っているのは給料が少ないことです。
貯金もできないんです。
これから先の生活が不安でなりません。

そこで、思い切って給料がいいところに転職することにしました。
年間休日も多いけど、シフトで日祝も勤務の場合があります。
見事、採用になりました。

今までは日曜日が休みだったので、子どもと過ごす時間が少なくなるかもしれない。
それが気がかりでした。

いつも子どもの面倒をみてもらっている母に相談すると「今は仕事に専念したほうが良い」と言われました。
確かにそうですね。
今はまだ小さいから子どもにお金もかからないけれど、今後、教育資金がどのくらい必要になってくるのかもわからない。
子どもの選択肢を作ってあげたければ、お金はあるに越したことはない。
何より、培ってきた経験は今だから生かせる。ブランクを挟めば、思い通りに働くことも、キャリアを積むこともできなくなるかもしれない。
そう考えたら、頑張って稼ぐことがベストだという結論が出ました。

子どもとは、時間が取れるときに目一杯遊べばいいし、小学校に入ったらそこで環境は変わります。
その時、仕事から帰って親が見てあげられる状況を作れればいいじゃん。

お金もそうだけど、自分のスキルを活かしつつ、さらにスキルアップしてカッコいいお母さんになれればいいな、と思っています。

オペ室がつらくて

O.Nさん(30女性)
勤務先:オペ室

社会人の経験をしてから看護師になったので、この年で新卒です。
配属はオペ室でした。
私の子どもは小さくて、面倒をみてくれる家族もいません。
その点を踏まえての配属だったのですが…。
プレッシャーがハンパないです。

オペ室の器械は特殊で、学校で習ったこともありません。
「慣れるまで大変だけど、頑張ってね」と言われましたが、想像以上に大変で、全然テキパキ動くことができません。

先輩たちは、私を育ててくれようとして一生懸命で、罵声や怒号が飛び交います。
ベテランの先輩たちに「それじゃない!」「何度言ったらわかるの!」と怒られてばかりです。

期待されているのも、成長させたいという気持ちもとても伝わってきます。
しかし、毎日毎日ヘトヘトになって帰宅。

期待にこたえたいプレッシャーから吐き気をもよおし、トイレで吐くこともありました。
それが連日になり、気力も消耗しています。
精神的にボロボロで、オペ室でもほんの些細なことで泣くようになってしまいました。

もう、子どもに笑顔を見せるのもギリギリの状態です。
転職をすることも頭をよぎりましたが、この年齢で新卒間もなく挫折した看護師なんてどこの病院が使ってくれるのでしょうか。
それに加えて私は夜勤ができないし、子どもをあずけるところもありません。

辛くてどうしようもないので、思い切って先輩に相談してみました。
「オペ室は命のやり取りをするところだから、叫ぶし怒鳴るよ」と言われ、最初からスキルは求めていないから、頑張って欲しいとも言われました。
どうしてもつらいなら師長に相談して、勤務体制を見直すか、外来に異動させてもらえばいいのではないか、ともアドバイスをもらえました。
先輩に相談したことで、少し頭の中のモヤが晴れ、心も体も楽になりました。

私はオペ室に来てから、仕事も育児も、全てを張ろうとしすぎていたのかもしれません。
もう少し自分のペースでやっていこうと思えました。
もしダメだったら、またその時に師長に相談してみます。

先輩に助けられて

R.Yさん(33女性)
勤務先:耳鼻科外来

私は、30代のシングルマザーです。
子どもを産んだ後、子どもの父親とはすぐに別れました。
子どもの父親は生活力がない人で、仕事をしない人でした。
働いてくれといえども無視されたので、仕方なく別れました。
結局、結婚生活は3か月で破たんしました。

1才の子供を抱え、外来で職場復帰しました。
看護長からは病棟を提案されましたが、復帰後すぐの夜勤は体力的にも厳しいと思ったので、外来で慣れてから病棟へ行けるように申し出ました。

外来では自分と全く同じ境遇の先輩がいて、すぐに仲良くなりました。
勤務先は未経験の耳鼻科でしたが、先輩はのフォローにずいぶん助けられました。
最初のうちは、ルート確保を代わってもらったり、朝早めに2人で出てきて、診療中の流れを一通り確認してもらったりしました。

先輩が病棟へ移るまで残り一週間というところで何とか一通りの業務を覚えました。
仲良くなった先輩と違う職場になるのはさみしかったですが、先輩も同じ寮に入居していることもあり、「今度、遊びにおいでよ」と言ってくれました。

先輩とは子どもについての話をイロイロしました。
「父親いないとキャンプとか行けないよね」とか、そのうち「なんでお父さんがいないの?」という質問も来るから覚悟しておくように、なんてことも先輩に言われました。

私は、そんな質問にも答えられるようなたくましい母親になりたいと思いました。
今はまだ、公園で遊ぶ家族を見ると切なくなることがあります。
こどもと2人の生活に慣れるのには時間がかかるかもしれませんが、ゆっくり頑張っていきたいと思います。

二回目の転職で子どもとの時間を手に入れた

S.Aさん(30女性)
勤務先:訪問看護ステーション

私は、子どもが6か月の時に育休復帰をしました。
復帰して最初の病院は、24時間保育してくれる託児所がある病院でした。

小学校入学までは夜勤も心配ないと思っていました。
ただ、子どもが病気をすることが多く、予想以上に呼び出されることが続き、周りに迷惑をかけてしまいました。
独身の看護師が多い職場で、肩身の狭さと仕事中に抜ける罪悪感に耐えきれず、結局一年持ちませんでした。

仕事を辞めた時、丁度彼氏ができて、家に居候が始まりました。
正直、看護師を始めてからできる彼氏は頼りがいのない人ばかりでした。
転職活動のために、子どもの面倒をみてもらえるのは助かりますが、結婚まで行ける人とはなかなか巡り合えず、子どもの面倒を看る代わりに小遣いをせびられました。

転職先も、夜勤がある職場でした。
最初の職場と同じく、24時間対応の託児所がある居住手当、扶養手当ももらえるところでした。
託児所が空くには少し時間が必要とのことでしたが、幸い彼氏に面倒を見てもらうことができたため、転職の条件はクリアできました。

この職場では、シングルだからということで採用してもらえました。
なんでも、シングルは生活のために絶対にやめない看護師が多いようで、若い子よりは信頼があるそうです。
私は必死で頑張りました。
そのため、子どもや彼氏のための時間はますます無くなりました。
彼氏が出ていったタイミングで託児所が空いたので、間をおかずに預けられたのはありがたかったです。

独身の子が急病になった時や、若い子が新婚旅行に行った時も、シフトを交替して頑張りました。
シングルでも独身や結婚している看護師と同じように働けるということを見せたかったからかもしれません。
その甲斐があって、勤めて3年が過ぎたころ、主任にならないかと師長から持ち掛けられました。
やっと職場から信頼されてきたとほっとした時、子どものおねしょがはじまりました。

とっくにオムツは取れていたのに、託児に預けっぱなしでさみしかったのだと思います。
思えば、何日も顔を合わせないことが数か月続いていました。

そこで師長に事情を話し、日勤に変えてもらえないか相談しましたが、断られました。

子どものことを考えるなら、辞めるしかない。
せっかく病院で自分の居場所ができかけているのに、ここで辞めたらまた振り出しに戻る。
それどころか、私みたいに子どもの面倒が見れないシングルを受け入れてくれる病院は豊富ではない。

私は迷いました。
これから子どもにお金がかかる。でも、今子どもに安心を与えられないとすさんだ心で育っていくことになる。
結果、暮らしていくにはお金が必要だけれど、今は子どものそばにいることを優先すべきだと思いました。

二回目の転職先は、日勤だけでもなんとか稼げる訪問看護に決めました。
仕事は、施設にいるターミナルの方々を訪問することでした。
病院勤務と特に変わりないのに、手取りは28万もらえています。

寝たきりの方ばかりなので、日常生活の介助もなく、体力的にも仕事でヘトヘトになることなく、子どもと一緒に晩御飯を食べることができています。
毎日子どもと一緒にいる時間が持てる訪問看護を始めてから、子どものおねしょがピタッと止まりました。
何とか、子どもと仕事を両立できるようになりました。

今後も、頑張っていけそうです。

まとめ

様々なシングルマザー看護師の働き方を紹介してきました。
急な休みにも理解があり、貯金もふまえてある程度のお金がもらえるところに勤めることが大切だということが伝わったかと思います。

もし、看護師の少ないクリニックに勤めている方がいたら、稼げるうちに稼いでおいたほうがいいので、夜勤がある病院への転職をお勧めします。

後悔しないベストな働き方を見つけてくださいね!