回復期病棟に転職する看護師が押さえておくべきポイント

項目 評価 コメント
特徴 急性期を過ぎ、リハビリが必要な患者さんの、「在宅復帰する」ための病棟です。
役割 患者さんが、リハビリに集中できるよう入院生活の支援、ADL(日常生活動作)への援助
残業 患者の急変があまりないため、少なめの傾向です。
求人数 多い パートとしての求人数も多い。
医療行為 少ない 医療行為というより、介護的なケアやリハビリ看護が多い。
スキルアップ × 看護師が行う医療処置が少ないため、スキルアップをしたい看護師には物足りないです。
ブランク ブランク看護師も多く働きやすい職場です。
子育てママ 急な残業は少ないため、ほぼ定時に帰ることができるので、子育てママは、働きやすく、人気があります。
新卒 新卒採用は多い傾向です。ただし、医療行為が少ないため、看護技術の経験をする機会は少ないです。

回復期リハビリテーション病棟ではどんな仕事をする?

回復期リハビリテーション病棟の仕事は、脳卒中や、骨折、外傷などで脳や脊髄を損傷した患者さんの、日常生活動作の改善を目的としてリハビリを行うことです。

患者さんは、生命に関わるような疾患や手術などを経て、心身共にダメージを受けているため、安心してリハビリをしてもらうよう、環境つくりや適応のサポートなどが必要です。

主な仕事内容は、検温・採血・薬の指導をはじめ、洗面・トイレ・食事・入浴など生活面の介助になります。

また、患者さんの社会復帰・ADL(日常生活活動)能力の向上です。そのために、家族のサポートを行い、外出や生活などの介助方法を指導し、社会復帰に向けてのアドバイスや援助をします。

回復期リハビリテーション病棟で働く看護師はどんな人?

回復期リハビリテーション病棟は、回復期を勉強していきたい、リハビリテーションに関わる認定看護師の資格を取りたいと考えている看護師が多く働いています。

また、残業も少なく、定時に帰宅できることが多いので、ママさんナースも多いです。

回復期リハビリテーション病棟で働くメリットはどんなこと?

・患者さん一人ひとりに向き合ってじっくり看護できる
・チーム医療ができる
・回復期の過程が見られる

回復期リハビリテーション病棟で働くデメリットはある?

・医療行為が少なめ
・夜勤が大変(ナースコールが多い)
・体力的な仕事が多い

まとめ

回復期病棟は、主にチーム医療として行なわれます。
病棟にも医師や看護師のほかに、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカーなどさまざまなスタッフが働いています。

看護師は、これらの人々とコミュニケーションを取りながら業務していくことが重要になります。

お役立ちコラム

コラム1「忙しい時もある?」

緊急を要する患者さんが少ないので、回復期病棟は、ラクと言われますが、一方で、生活面で介助が必要な患者さんもいますので、夜勤時のナースコールが鳴って休む暇もないということがあります。

コラム2「病棟の雰囲気は和やか?」

回復期病棟は、体力的な仕事が多いため、男性看護師も多く働いているので、女性だけのギスギスした感じがなく、雰囲気も和やかな職場が多いです。