呼吸器内科へ転職を考えている看護師のみなさんこんにちは!
呼吸器内科に関するQ&Aを作成しました。
呼吸器内科を理解することで、みなさんの転職がうまくいくきっかけになれば幸いです。
呼吸器内科の特徴を教えてください。
呼吸器内科とは、一般的な風邪(咳、痰などの喉の違和感)の治療以外にも、気管支や肺などの呼吸関係の病気を検査し治療するところです。気管支鏡検査、肺機能検査、睡眠時の無呼吸検査、各種レントゲンなどを行います。
呼吸器は人間が生きていく上で非常に重要な器官です。高齢者の増加に伴い、さらに需要が高まっています。
他の病院と比べて、特に業務上で気を使う部分は何ですか?
感染症の患者さんが訪れますので、院内感染を防ぐことに非常に気を使います。患者さんの症状を聞いて、適切に隔離する事が大切です。
また、インフルエンザの流行が始まると非常に忙しくなります。
どんな病気の治療を行っていますか?
咳、肺炎、気管支喘息、咳喘息、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群、いびき、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、様々な呼吸器系の治療を行っています。
呼吸器内科で勤務するやりがいを教えてください。
患者さんと直接コミュニケーションをとる場面が多いので、患者さんが徐々に改善してよくなっていくのを目の当たりにしたり、お礼を言われたときにとてもやりがいを感じます。
どんなスキルが身に付きますか?
呼吸器内科では幅広い疾病を取り扱いますので、院内感染予防の知識をはじめ、多くの実践的なスキルが身に付きます。他の病院でもそれらのスキルは役立ちます。
夜勤はありますか?
入院設備のある病院での勤務の場合、夜勤があります。夜勤手当が必要な場合は、積極的に病棟の求人を探すとよいでしょう。
通常のクリニックでの勤務であれば日勤のみの求人が多くありますので、病棟と比べて手取りは減りますが、無理のない働き方ができます。自分の条件に合う求人を探しましょう。
呼吸器内科の給料を教えてください。
外来勤務の場合は月約20~25万、病棟勤務の場合は月約25~30万が相場です。都市部か地方かによって相場の上下があります。
呼吸器内科での給料をアップさせるには?
給料をアップさせるには、キャリアアップが最も近道です。
呼吸器内科でのキャリアアップには、「3学会合同呼吸療法認定士」の資格取得をお勧めします。専門性が高まり、職場への貢献もできます。また、2日間の講習の後に試験を受ける流れになりますので、他の資格よりも取得しやすいと言えます。
どんな人が向いていますか?
呼吸器内科の現場では初めて知る知識も多く、今までのスキルが通用しない局面が多いです。新しい知識を吸収して向上していける人が向いています。
また、患者さんと直接コミュニケーションをとる場面も多いので、何ができるかを自分で考えて行動に移していける人に向いている仕事です。
大変だと思うところを教えてください。
息をする、という非常に重要な呼吸器の治療を行っていますので、ときには迅速で的確な処置が求められ、それがストレスになることもあります。
痛みや薬の副作用と戦って苦しんでいる方がたくさんいますので、非常に細やかな心遣いが必要です。
また、懸命に治療を行っても患者さんの死に直面することがあり、そのようなときに非常につらいと感じます。
呼吸器内科ではパートやアルバイト募集はありますか?
あります。パートやアルバイトを洗濯するメリットとしては、自分の希望に合わせたシフトを組みやすいという点です。また、常勤で働くよりも残業が少なくて済むという大きなメリットも。
育児や介護で、正社員として働く時間を思うように作れない方にも、無理なく仕事をする事ができます。
しかし、デメリットもあります。常勤と比べて、パート・アルバイトの場合は福利厚生を受ける事ができません。産休、育休、ボーナス、退職金などがもらえない場合がありますので、パート・アルバイトとして働くときにはこのことを把握しておきましょう。