小児科で働きたい看護師さん必見! 9つの体験談に見る小児科の仕事内容

小児科は看護師から人気のある診療科のひとつです。

小児科で働きたいと思ったとして、中は想像できるのでしょうか?
小児科特有な仕事はあるのだろうか?
子供ばかりだし、大変なのだろうか?
できれば、小児科で働いている人の話を聞いてみたい!

そんな疑問に答えるために、小児科で働く看護師の体験談を集めてみました。

体験談からわかる小児科の仕事内容

成人病棟での経験は、小児科に活かせます。

E.Aさん(26歳女性)
勤務先:小児科

私は、新卒で成人病棟に配属されました。
ですが、子供が好きなので小児科を希望していました。
4年目でやっと念願の小児科に異動になりました。

ですが、異動してみて現実が突きつけられました。
小児科は、子供が好きだからという甘い考えではやっていけません。
時には、子供に嫌われてしまうこともあります。
嫌がる患児を押さえつけての処置は、私には苦痛でした。

さらに、子供だけでなく保護者の対応はとても大変でした。
予防接種のことを聞かれた時、私の知識不足ですぐに返答できませんでした。
結果、保護者に不信感を与えてしまいました。

そこで、改めて子供との関係をどう作っていけばいいのかを研究しました。
同じ目線で話しかけたり、いつも笑顔を作ったりしました。
結果的に、保護者の方にも効果がありました。

今までの成人病棟で学んできたコミュニケーション術がなければ、小児科では務まらなかったと思います。
成人と小児、処置や対応など違うことが多いですが、成人での看護経験は役に立つんだと実感しました。

以上のことから、対子供ということを考えると成人患者より難しいです。
ある程度の成人病等での経験と、コミュニケーションの研究が必要だと考えます。

保護者とのコミュニケーションが大切!

N.Oさん(24歳女性)
勤務先:小児科病棟

看護学校卒業後、小児科病棟に配属され、4年目になります。

小児看護は成人と違って、なかなか時間が読めませんでした。
緊急入院も多いし、点滴の自己抜去も多いし。
体温測るだけでも、ぎゃん泣きされてしまい…
なかなか思うような看護はできませんでした。
幼児や乳児は、説明してもなかなか理解できませんし。

そこで、保護者に患児がお昼寝中やご機嫌な時に呼んでもらうようにしました。
その間に処置ををすることで、だんだんと時間も読めるようになっていきました。

小児科では患児だけでなく、保護者とのコミュニケーションがとても大切です。
小児看護は、保護者の力を借りなければ、スムーズにこなすことができません。

保育士さんみたいな仕事

B.Yさん(28歳女性)
勤務先:小児科病棟

私は、小児科に5年勤めていています。
というのも、子供が好きで小児看護に興味があったからです。

しかし、5年もいるのに看護スキルはほとんど身についていません。
重病の患児は大学病院に送るので、うちの病院には軽症の患児しかいなかったからです。
突然の高熱や気管支喘息、肺炎の患児がほとんどで、看護師らしい仕事は、経過観察、吸引と吸入、点滴くらいです。
採血は検査技師が行うし、難しい処置はないので、他の科で働く同期と差がついてしまいました。
患児が泣けばミルクにおむつ替え、寝かしつけには子守歌、遊び相手になることも。まるで保育士さんの仕事です。
確かに、子供はとてもかわいくて、毎日癒されています。
でも、軽症の患児しかいない小児科では、看護スキルを身に付けるのは難しいです。

予防接種は大変

H.Sさん(30歳女性)
勤務先:小児科クリニック

私は、小児科病棟から小児科クリニックに転職しました。
小児科クリニックでは小児科病棟の経験が活かせると思ったからです。

小児科クリニックは向いてないかもと悩んでいます。

予防接種の日程を覚えるのが大変で、患児の母親からの質問にもすぐに答えることができないからです。
ワクチンによって、接種時期・回数・接種間隔が違うし、ワクチンの種類が増えたり負担金や制度が変わることもあるので、常に最新の情報を覚えるのが大変です。
患児によっては予防接種を受ける順番も違うため、予防接種の相談も患児ごとに臨機応変に対応しなければなりません。
以前、接種間隔を勘違いして、次の予約を間違えてしまったことがあります。
その時は、保護者からさんざん責められてしまいました。

私の働いている小児科クリニックでは毎週金曜日が「予防接種の日」になっています。
その日は、中抜けの3時間の間に100人くらいの患児が予防接種を受けにきます。
ワクチン準備や注射の介助、次回の予防接種の確認など、看護師ひとりでこなすので、パニック状態です。

確かに、小児科病棟の経験はとても役に立っています。
でも、予防接種のことを考えるだけで憂鬱になってしまい、小児科クリニックは向いてないかもと悩んでいます。

「子供がかわいい」だけではやってけない。

Y.Aさん(30歳女性)
勤務先:小児科病棟

わたしは、内科病棟から転職して、小児科病棟で5年間働いています。
というのも子供が大好きでずっと小児看護がしたいと憧れていたからです。
しかし、今は辞めたいと悩んでいます。

もう保護者との関わりには、うんざりなんです。
少し気になることがあれば昼夜問わずナースコールでの呼び出しがあります。
ひとりで泣いている患児がいれば、ほったらかしだと言われるし。
点滴の自己抜去も「看護師の点滴の仕方が悪い」と看護師のせいにされてしまいます。
確かに、かわいいわが子なのはわかるのですが。
小児科は、保護者とのかかわりが重要になってくるので、「子供がかわいい」という思いだけではやっていけません。

生意気な子供に、モンペ対応

M.Oさん(27歳女性)
勤務先:小児科病棟

私は、成人の急性期から小児科病棟に異動になりました。
病院の体制が変わり、人事異動があったからです。
突然で驚きましたが、スキルアップのチャンスと思い、はりきっていました。

今は成人の急性期に戻りたいと悩んでいます。

小児看護の知識も興味もないので、毎日が苦痛です。
子育て経験もないし、発達段階もわからない。というより、個人差が大きくて教科書通りには行かないし。
ウソ泣きにだまされ、今度はホントに痛い?と疑ってしまいました。生意気な子にはバカにされるし。
もうどうやって子供たちに接していいか、わかりません。
保護者からのムダなナースコールにクレームばかり。正直、モンスターペアレントの対応にも疲れました。

確かに、小児科病棟は成人の全ての科が集まっているため、スキルアップできると思います。
でも、どうしても小児看護が好きになれません。

小児科の採血・点滴はむずかしい

B.Uさん(30歳女性)
勤務先:小児科クリニック

私は、ブランク5年で小児科クリニックに復職しました。
結婚前に小児病棟で3年の勤務経験があったからです。
しかし、患児と保護者、同僚にまで迷惑をかけてしまい、辞めたいと悩んでいます。

失敗続きで自信がなくなってしまったからです。
採血で必要量が採れなくて、刺し直しになることが何回もありました。
点滴はコスト面から翼状針で行うよう言われていますが、サーフロー留置針しか使ったことがありませんでした。
そのため、うまくできず何度も他の看護師に代わってもらっています。
採血に2回失敗した5歳の男の子が、再来院した時に「この看護婦さん嫌だー」と泣かれてしまいました。
患児に痛い思いを何回もさせてしまい、心苦しいです。

確かに、小児病棟で3年の勤務経験があり、その時は注射にも自信がありました。
でも、復職後は失敗続きで自信もなくなり、辞めたくて仕方ありません。

患児とじっくり関わりたい

Y.Tさん(23歳女性)
勤務先:こども専門病院 外科病棟

新卒でこども専門病院へ入職しました。
私は12歳から2年間この病院に入院したことがあります。
長い入院生活で私の担当だった看護師には本当に支えられました。
その時の経験から、私と同じように長期入院が必要な子供を手助けしたいと思い看護師になりました。
しかし、他の病院に転職しようか悩んでいます。

希望していた内科病棟ではなく、外科病棟に配属されてしまったからです。

自分がお世話になった時のように、内科病棟で思春期の子供とじっくり関わりたいという想いが強かったのですが、外科病棟ではそれができません。
私の担当する患児は、そけいヘルニア、停留精巣、急性虫垂炎と入院期間の短い患児ばかりです。
中には、2日で退院という患児もいます。
短期で退院できるのはうれしいことですが、長期的に関わることはできません。
しかも、他の科への異動は「入職から3年後」という決まりがあって、内科病棟へすぐには異動できません。

お世話になった病院なので、恩を返したいという気持ちもあります。
でも、外科病棟では私のやりたい看護はできないから、他の小児科病棟に転職したほうがいいのか悩んでいます。

辞めて後悔、小児科のやりがい

D.Nさん(25歳女性)
当時の勤務先:小児科

私は、3年勤めていた大学病院の小児科を先月、退職しました。
毎日の勉強が大変で辛かったからです。

今は小児科を辞めて後悔しています。

なぜなら、やりがいが大きい職場だったからです。
小児科は、患児・家族としっかり向き合った看護ができます。
患児に寄り添うことで、患児の家族からも信頼され評価されるように感じます。
長かった入院生活を終えて、元気になって退院するときは、うれしさで涙があふれました。
確かに、教科書に載ってない疾患も多く、毎日の勉強は大変です。
でも、患児たちの笑顔は、大変なことも忘れてしまうほどの喜びがありました。

小児科体験談まとめ

いかがでしたか?
実際に小児科で働く看護師の体験談から、仕事内容や悩み、大変なことがわかります。

小児科に転職したいと思った時の、参考になればうれしいです。